診療をしていると、かならず1日に10回は聞く言葉。
『もっと歯を大事にしておけばよかった、、、、、』
歯を失うことは、とても悲しいことです。
肌や爪、内臓や筋肉、神経さらには骨などの組織は、細胞が再生を繰り返すことで常に新しい状態を保っています。
肌や粘膜はターンオーバー(細胞の代謝)といって、1週間~1か月の周期で新しい組織に置き換わります。
歯はそうはいきません。むし歯ができてしまうと欠損したままです。
歯の組織が増殖してそこが元の状態に戻ることはありません。
6歳くらいで生えてくる歯は、その後何十年と同じものを使わなければなりません。
1度失うと戻ってこないのです。
ですので、体の一部ではありますが、皮膚や筋肉、骨と同じように考えてはいけません。
傷や骨折は自然に治りますが、歯は自然治癒しないからです。
痛みがあるときや、違和感を覚えるときは、できるだけ早期に歯科医に見せることがとても大事だと思います。
痛みがあるけど歯医者に行くのが億劫で、、、、
『痛いからいやだ』 『注射が怖い』 『時間がない』 いろいろな理由があると思いますが、皆さんの、その億劫にしてしまう原因をできるだけ考慮して診療することに意義があると思っていますので、後から後悔しないように勇気をだして歯医者に行ってくださいね!!!
ほんと “ 歯の後悔先に立たず ” ですよヾ(^-^;)
てらしま歯科医院 院長